こんにちは。管理栄養士のカワベヨシミです。

本日もお越しいただきありがとうございます。

今日は、週に1日だけ勤務させていただいている、保育園での私の学びを綴っていきたいと思います。

このお仕事のご縁があったのは、知り合いからの紹介で

保育園で週2回勤務している現職の方の退職により、代わりを探しているとのことでした。

私は、ずっと、

自分は、保育園の給食を知ることが必要だと思っていましたので

期間限定ではありますが、

週1日でも可能であれば是非勤務させていただけないかと、申し出ました。

管理栄養士が週1日だけの勤務で給食室内の仕事は回るのかと、保育園の園長先生のご心配もあり、

先方は快諾ではなかったと思いますが、

しっかりと給食室管理をされている調理師さんがいらっしゃることと

人員の不足を少しでも埋めるということで、任せていただけることになりました。

現職クリニックの院長も、外での学びに背中を押してくださり

無謀なチャレンジが、またもや始まっていきました。笑

なぜ私が保育園での学びを希望したかというと、

患者さんのほとんどが、保育園に通われていたり、保育園の就園を希望されていて

そこの栄養管理を知らずしてお子さんの栄養摂取の全体像は見えてこないと思っていたからです。

しかし、やはり出来ることは限られました。

保育園勤務は週に一回のペースでしたので、

事務作業、調理補助、食器洗浄であっという間に1週間が終わり、

1年間があっという間に過ぎていきました。

それでも、給食室の先生方に恵まれたことが幸いで、皆さんが私に時間を作ってくださり

毎月の献立案作成と、食育フェスタのポスターづくり

監査に向けた整備や書類作成、保健所の立ち入り対応や栄養管理報告書作成などは

管理栄養士として担わせていただきました。

特に保健所の方の立ち入り指導の際には、

保育園経験のない私に対して

保育園がどのように栄養管理をしていて、今後どうするべきかも細かくご指導いただき

大きな学びとなりました。

特に新しい管理栄養士さんへの引き継ぎに生かしていかなければいけない事案は

毎月計測している身長と体重の把握とその対応を

給食室が関わることが大切だということです。

来年度は、栄養素の平均値を整えることはもちろん

より個人的な把握を進めていけるといいなと感じています。

お世話になっている園は、出汁をとり、新鮮で美味しい野菜がたくさん使われていることもあり

給食が美味しいです。

子どもたちは、残さず食べてくれます(^^)

ただひとつ、給食内容で感じていることは、

やはり世の中が糖質依存の傾向にある中で、保育園も例外ではないなということです。

おやつも含めて考えると特にです。

おやつの多くは糖質ですので、

例えば子どもたちの人気メニューの一つ、主菜が肉じゃがの日は

自ずとPFCバランスが糖質過多となります。

カレーやパスタなどの日も然りです。

外食、中食、給食、家庭の食事を含めて、

糖質依存、タンパク質不足、魚離れの傾向にあって

現代の健康被害につながっていく要因の一つであろうと考えます。

お世話になっている園では、先日から以上児さんのおやつに食べる煮干しの提供を始めました。

食べてくれるかなあと思っていた心配をよそに

特に年長さんは、「もっと食べたい!」と好評だったようです。

不足しがちなカルシウム、鉄、ビタミンDの摂取UPが期待できそうです。

投稿者 ヨシミ

歯科で働く小児栄養分野管理栄養士。 オーソモレキュラー栄養療法を学び、歯科での栄養教育を主な活動としています。

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