こんにちは。管理栄養士のカワベヨシミです。

本日もお越しいただきありがとうございます。

私は、離乳食教室や栄養相談にご来院いただいた保護者の方に

必ず伺うことがあります。

『食べること、食事やおやつのことで、何か困っていることや心配なことはありますか?』

です。

『特にありません』という方もいらっしゃいますが、

多くの保護者の方が、

困るまでは感じていなくても、気になっていることの一つ二つをお話ししてくださいます。

その内容は、様々ではありますが

『便秘なので、小児科でもらった薬を飲んでいます』

という方が少なくありません。

もちろん、薬である程度改善されていることが多いので

保護者の方は、私に何かを期待しているわけではないかもしれませんが

栄養相談を始めて駆け出しの頃の私は

『食物繊維や水分を摂取しましょう』

などのありきたりなアドバイスしかできませんでした。

こんなことは、ネットをひらけばすぐに出てくるので

とっくに保護者の方もご存知です。

今思えば、

忙しい保護者の方の貴重な時間を頂きながらも

伝えることがない栄養相談。

至らなさに赤面してしまうような思いです。

『(食べ物を)入れる、(栄養を)まわす、(排泄物を)出す』といった

何を食べるか?の、もっと背後にある

身体の仕組みを整えるために

どこに視点を持てば良いのか?

そんな時、ネットで”便秘”を検索していたところ

”食事で便秘は治せるか”

というワードが目に留まりました。

それは、2022年の臨床栄養学会の演題の一つのテーマでした。

私は学会がどんなものなのかも知らないまま、

迷わず院長に、

この学会に参加させてほしいと懇願しました。

ありがたく快諾していただき

はるばる岩手まで向かい、始めての学会に参加させていただきました。

結果的に、”便秘は食事で治せるか?”の発表内容は

”食事で治すことはできないが、薬で改善した状態から再発させないためには食事が重要である”

ということだったと思います。

その演題を拝聴したい思いだけで参加させたいただいた学会でしたが、

それだけに留まらず、

臨床栄養の最新の取り組みや、研究発表に触れることができる学会という存在を知り、

ワクワクし、

これが、管理栄養士として本当の意味での学びが始まった出来事だったと思っています。

この参加をきっかけに

臨床栄養学会と、小児栄養研究会は

毎年必ず参加させていただいています。

私は、およそ一年後に

管理栄養士として独立を考えていますが

今年の10月の臨床栄養学会では、

小児栄養分野管理栄養士としての歯科での取り組みを

発表したいと思い、準備を進めています。

今年の開催情報は以下のとおりです。

臨床栄養学会⇩

http://rinsyo-eiyo2025.umin.jp/message.html

小児栄養研究会⇩

https://www.procomu.jp/jscnr2025

まだまだ学びは続きます。

投稿者 ヨシミ

歯科で働く小児栄養分野管理栄養士。 オーソモレキュラー栄養療法を学び、歯科での栄養教育を主な活動としています。

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