こんにちは。管理栄養士のカワベヨシミです。
本日もお越しいただきありがとうございます。
私が、本当に恵まれていたと思うことは、院長の食育への理解が深く
分野にこだわらず柔軟に
色々なことにチャレンジさせていただいたことにあります。
当院では院長の意向もあり、開院して間もない頃
3年間ほどシェア畑という貸し農園で野菜を育てていたことがありました。
夏にはトマトやきゅうり、ピーマン、なす、


冬には、キャベツや白菜、大根などを育てていました。
小児専門の歯科医院のため
来院してくれる子どもたちに野菜収穫ツアーなどをすることができたら、
大きなくくりでの食育につながることもあるのではと
期待をもって始めたことでした。
結果的に、野菜作りは簡単なことではなく
残念ながら思い描いたような行事を実現するまでに至らなかったのですが
2年間ほど畑の担当者にしていただき
私自身は真っ黒に日焼けしながら
大好きな野菜を育てるという楽しい経験となりました。
もう一つ、私の強い希望を受け入れていただき
近隣の農家さんの催しで
1年かけて豆から育てる味噌作りのイベントに参加したこともあります。
学びとして、
土が野菜の成長に大きく左右し、
土づくりが大切であることを、身をもって思い知らされたと思います。
(土づくりは体力も必要 時間も必要 タイミングも大事 繊細です!)
そんな時、出会った本がこれです。

この本の内容は、
畑と関わっていた私にとって、とても興味深いもので、
人間の「内側」の腸の中と、植物の「外側」の根の周りが
非常に類似した環境にあるということが書かれていました。
オーソモレキュラー分子栄養学で、
腸の健康の重要性を学んでいる今、
もう一度読みなおしたいなと思っている本です。
このように、歯科と何のつながりがあるのかと思われるような経験もさせていただき、
周りからみれば、わがままな栄養士だったかもしれませんが、
歯科で管理栄養士は何が担えるのか、、、
歯科の食育とは何か、、、
の問いをいつも自分に向け、
とにかく気になったことはやってみよう精神で行動してきました。
野菜づくりや味噌づくりなど
私にとっては土を知る貴重な体験となり、
自然への畏敬の念、
農家さんの大変さを再認識し、改めて感謝の思いを抱きました。
いつも美味しい野菜をありがとうございます。
このことは、
管理栄養士としての引き出しを、増やしてもらえた一つのことだと思っています。
来院してくれる子どもさんの中には、野菜を育てているご家庭もあり、
野菜づくり話で盛り上がることもあります(^^)