こんにちは。管理栄養士のカワベヨシミです。
本日もお越しくださりありがとうございます。
先日の母の日、近所のイタリアンのお店にランチを食べに行きました。
写真は、真鯛の”アクアパッツァ”です!
最後は、旨味たっぷりのスープ(煮汁)をパンに浸していただき、
最後までとっても美味しかったです(^^)
さて、私は小児栄養分野管理栄養士としての取り組みを
10月の臨床栄養学会で演題発表しようと試みているのですが、
その準備に向けて、
歯科に通う子どもたちの、栄養摂取率のデータをまとめています。
それは、小児歯科で子どもたちの不調に出会うたび
足りていない栄養素はなんだろう?
という疑問から始めたものでした。
鼻風邪をひきやすいとか、大きなアデノイド、腸や皮膚のトラブル、
一昔前までは大人の病気だった花粉症などなど、、、
これらの不調は、
登校したり、習い事をしたり、日常生活はできるけれど、
QOL(生活の質)を著しく下げてしまいます。
鼻が詰まっていると呼吸ができず、苦しいために
口呼吸となり、常に口が開いてしまっっている状態になります。
お口が開いてしまうことは
歯科の問題である虫歯や歯並びにも影響します。
なぜ口が開いていると問題なのかは、後日改めて記述しようと思いますが
これらの状態を栄養学的に捉えてみると、
『ビタミンDの不足』
の影響は大きいと考えられます。
今回半年ほどかけて、歯科に通院されるお子さんの食事記録の栄養価計算をしてきました。
今のところ、延べ150日分の食事の平均値を算出し、食事摂取基準(2020年)と比較してみると、
最も不足していたのがビタミンD、次いでカルシウム、鉄という結果となりました。
ビタミンDは主役的に免疫力をあげてくれる栄養素です。
この結果は、子どもたちの不調と繋がってくるのではないかと感じます。
ビタミンDは、どんな食べ物から摂取できるのかというと、
『魚』と『きのこ』です。
レバー以外の肉には入っていないと考えましょう。
食卓の魚離れは、免疫力の低下に繋がっていることも大いに考えられます。
魚は値段が高い、調理が面倒という話をよく聞きます。
確かに、肉の方が手に入れやすく調理も簡単な気がしますね。
しかし、缶詰や刺身、切り身の魚をうまく使えば
案外、肉よりも調理時間は短いと感じます。
我が家は、これからの季節、なんちゃってアクアパッツァをよく作ります。
安くなっている切り身の魚(鱈、鯛、サーモン、アサリ)と
トマトやパプリカやアスパラなどの野菜を煮込むだけです。
(具材は何でもありです)
味付けはニンニクと塩胡椒、料理酒であっという間に美味しく出来上がります。
アサリは味が出るので、ボイルや冷凍のものでも必ず入っているようにしています。
レシピはスマホをひらけば山ほど出てきます(^^)
便利になりましたね。
健康を保つ秘訣の一つは、
食べる蛋白質の種類を増やすことだと思います。
えび、たこ、貝、魚、鶏肉、牛肉、豚肉、卵、豆腐。
献立に迷ったら昨日と違うタンパク質をぜひ使ってみてください(^^)
ちなみに鮭は、ビタミンDたっぷりです!!