こんにちは。管理栄養士のカワベヨシミです。

本日もお越しくださりありがとうございます。

先日、半年間コツコツと勉強してきたオーソモレキュラー栄養学の

試験がありました。

そして、合格という結果をいただき、ホッとしているところです。

時間をかけて学んできたことが、正式に仕事に活かせるなと思っています。

今回受験した資格の名称は

オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート

です。通称ONEと呼ばれています。

実はもう一つ、

オーソモレキュラー・ニュートリション・プロフェッショナル

という資格があり、通称ONPと呼ばれていますが

こちらは、医療系の国家資格を保持している人向けの資格になっています。

私は、ステップアップ受験という制度を使って、

次期のONPの資格受験を目指しています。

分子栄養学という存在を知ったのは5年以上前かもしれません。

しかし、難しそうという固定概念から、

私には無理かな。。。といった自己判断をして、興味がありつつもスルーしていました。

それでも、管理栄養士資格を取得して8年目になりますが、

この間、私なりにいろいろな勉強をしていくつかの資格も取得してきました。

もっとも時間をかけて勉強し、取得した資格は『小児栄養分野管理栄養士』です。

この試験では、栄養指導の事例を提出することが必要で

歯科で勤務する私にとっては栄養指導をすること自体が大きなハードルだったため苦戦しました。

しかしその資格を取得したら、乳児やこどもたちに栄養指導ができる!!

と希望を持ち、一つの学びのゴールに見据えていました。

もちろん多くのことを学べた資格ではありましたが、

資格を取得しても、自分の栄養指導に何かの不足を感じるのは変わりませんでした。

仕事に行き詰まりを感じてきたのも、

何を学んでも実際に現場で活かしきれないという無力感でした。

そしていよいよ、お金も時間も費やして始めた分子栄養学の学びは

最後の砦だったかもしれません。

分子栄養学を学び出してすぐ、患者さんへの伝わり方が違うなと感じました。

これまで、私のカウンセリングの場は患者さんにとって受動的な雰囲気だったと思いますが

それが、患者さんの方から”もっと知りたい”という雰囲気を見せていただけることが増えました。

当院では、むし歯治療が食事指導の始まりとなることが多いですが

オーソモレキュラーの考えを土台にしてカウンセリングを行うと、

お菓子やジュースをどれくらい摂取するかの前に

「好き嫌いはありますか?」の方が重要な情報になります。

お菓子を欲してしまうような身体の栄養状態であれば

表面的な言葉で

「お菓子を控えましょう」とか「ダラダラ食べはやめましょう」では

根本的な解決に至らないからです。

オーソモレキュラーは、

身体の仕組みからその症状を考えることを学べるので

患者様にその言葉が伝わっていくのだと感じます。

何度も栄養指導に足を運んでくださった保護者の方に

「”疲れた”が口癖だった子が、食事を変えていっさい言わなくなりました』

とご報告いただいたこともありました。

それは保護者の方が栄養について理解し、実際に取り組んで頂けた結果です。

まだ、道半ばですが

オーソモレキュラー分子栄養学は、学んでいる私自身が

ワクワクする栄養学です。

出会った方に、伝え続けることが今の課題です。

投稿者 ヨシミ

歯科で働く小児栄養分野管理栄養士。 オーソモレキュラー栄養療法を学び、歯科での栄養教育を主な活動としています。

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