こんにちは。管理栄養士のカワベヨシミです。

本日もお越し下さり、ありがとうございます。

仕事柄、私はたくさんの子育て中のお母さんたちと出会います。

忙しい中、みなさん工夫しながら

子どもさんたちの食を支えていらっしゃいます。

お母さん自身、そのお母様から受け継いだ食だったり、

ご自身が見出した食だったり、

多くのお母さん方は、家庭のシェフとして

自信を持って取り組んでいらっしゃるなと感じます。

お子さんへの愛が溢れているので

私は、このカウンセリングの時間が大好きです。

先日、あるお母さんと

おやつに何を食べさせてるかという話になりました。

そのかたは、丸ごときゅうりを塩昆布で揉んで少し寝かせ

割り箸に刺して冷蔵庫に入れておくそうです。

子どもたちは冷蔵庫を開け、喜んでぼりぼり食べるそうです。

暑い夏にぴったりだなと思い、

私も子育て中だったらすぐにでも真似したかったと思います。

お祭り気分にも浸れそうです。(^^)

さて。

私の子育て時を思い返してみると。

大したご馳走は作っていなかったなと思います。

3人とも、どちらというと少食で

シンプルな味付けを好んでいたと思います。

ただの『塩焼き』が定番でした。笑

パスタだったらペペロンチーノです。笑笑

シンプルすぎて、

今考えると栄養は不足していただろうなと思ってしまいます。

しかし、3人とも身体は健康で

病院に行くことは、あまりありませんでした。

一つだけ、自信を持って食べさせてきたと言えるものは

『味噌汁の出汁』です。

これだけは手間と時間をかけました。

もちろん市販の粉の出汁を使う日もあり、完璧ではなかったですが、

このための時間はなるべく作って、丁寧に取り組んできました。

参考にしてきたのは

料理研究家 辰巳芳子さんのレシピです。

行程がたくさんあります。

片口鰯の頭と胴を分け、はらわたを取り、頭と胴とそれぞれに分けて軽く炒る。

それをミキサーで粉にする。

そこに昆布と干し椎茸を加えて、出汁を取りました。

なぜか、これだけは身体に入れてあげたい、、と

自分自身に課した子どもたちへの責任のようなものでもありました。

栄養学を深く学んだ今は、

実はこの辰巳芳子さんのレシピの組み合わせは、最高だったのでは?とおもいます。

☆腸の膜を元気にさせる グルタミン酸(昆布)

☆脳の働きの活性 DHA EPA (片口鰯)

☆免疫力向上 に働くビタミンD (干し椎茸)

そこに味噌や季節の野菜、豚肉や豆腐などが入ったので

我が家の3人は、出汁を使った味噌汁で育ったかもしれないなとも思います。

↓これは、以前作成し、患者様にも配布したことがある資料です。

近頃は、お母さん方が本当にお忙しいので

お伝えするレシピも少し工程を短縮してしまっていますが、

もし、興味を持ってくださる方がいらっしゃいましたら、

ぜひおすすめです!

投稿者 ヨシミ

歯科で働く小児栄養分野管理栄養士。 オーソモレキュラー栄養療法を学び、歯科での栄養教育を主な活動としています。

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